kino's blog

東電福島第一原発事故に関する事柄を中心に、雑感などを書き残していきます。 ライター・木野龍逸(きのりゅういち)のブログです。「検証 福島原発事故記者会見2ー収束の虚妄」(http://amzn.to/YxZqdi)

別の地下貯水槽で続けて漏洩〜汚染水の貯蔵計画が足下から崩れる?

なんとなく予想はしていたけども、やっぱりというか。
金曜日深夜に漏洩発表があった地下貯水槽のNo.2に続き、No.3でも漏洩があったのではないかという発表。
だとすると、No.2から移送している先のNo.1の貯水槽も、怪しい。
汚染水の計画が足下から崩れているのではないかと思う。

以下、東電メール引用。
今日の午前10時から臨時会見。

○4月5日以降お知らせしております、地下貯水槽の状況についての続報です。

○地下貯水槽NO.2の東に隣接する地下貯水槽NO.3の漏えい検知孔水について、追加
 でサンプリングを行い、その結果について一部お伝えしておりますが、全ベータ
 核種の濃度についても判明いたしましたので、あわせてお知らせいたします。

 ・地下貯水槽N0.3漏えい検知孔水(北東側)
  4月6日午後9時50分サンプリング実施
   塩素濃度:1ppm以下
   ヨウ素131:検出限界値未満(2.7×10^-2Bq/cm3)
   セシウム134:検出限界値未満(5.2×10^-2Bq/cm3)
   セシウム137:検出限界値未満(6.7×10^-2Bq/cm3)
   全ベータ:1.8×10^-1Bq/cm3(検出限界値:3.1×10^-2Bq/cm3)

 ・地下貯水槽N0.3漏えい検知孔水(南西側)
  4月6日午後10時20分サンプリング実施
   塩素濃度:350ppm
   ヨウ素131:検出限界値未満(6.6×10^-2Bq/cm3)
   セシウム134:検出限界値未満(6.5×10^-2Bq/cm3)
   セシウム137:検出限界値未満(7.9×10^-2Bq/cm3)
   全ベータ:1.8×10^3Bq/cm3(検出限界値:3.1×10^0Bq/cm3)

○地下貯水槽NO.3漏えい検知孔(北東側)および地下貯水槽NO.3漏えい検知孔
(南西側)において全ベータ核種が検出されました。当該貯水槽の水位低下はな
 いものの、一番外側のシート(ベントナイトシート)から外部へわずかな漏え
 いの可能性があるものと考えております。

○当該貯水槽の水位について監視強化を行うとともに、漏えい箇所の調査のため、
 以下の箇所についてサンプリングを行います。

  ・地下貯水槽NO.3漏えい検知孔水(南西側)
  ・地下貯水槽NO.3ドレン孔水(南西側)

○分析結果については、判明し次第お知らせいたします。

<臨時会見開催のご案内>
○4月7日午前10時から、当社本店、福島側で臨時会見を開催し、福島第一原子
 力発電所における地下貯水槽NO.3の状況についてご説明させていただく予定で
 す。詳細については別途ご連絡させていただきます。

 

以上