ダスト警報器の作動と作業員の身体汚染の連絡
福島第一原発の免震棟前で、先週に続いてダストの警報器が作動し、作業員の汚染を確認したとのとこ。
過去分含めて、規制庁メールを転載します。
○本日(19日)10時20分頃、免震重要棟前でバス乗車のため待機していた作業員2名の身体汚染が、福島第一原子力発電所からの退域時の汚染測定で確認された。
(最大汚染は頭上部で13ベクレル毎平方センチメートル。)
〇他方、10時04分頃に免震重要棟前に設置しているダストモニターで放射能高高警報が発生しており、その原因についても現在調査中。
○なお、前回(12日)にも、免震重要棟前に設置しているダストモニターの放射能高高警報と免震重要棟前でバス乗車のため待機していた東電社員10名の身体汚染が発生したが、当時、汚染原因と疑われた熱中症対策のミスト発生装置による散水は今回行われていない。
(詳細については第1報を参照)
○原子炉への注水量、燃料プールの水温等の異常はない。また、他のダストモニター及びモニタリングポストには有意な変動はない。
本件について現地保安検査官が状況を確認しています。
===(以下、第3報でお知らせした内容)====
本日(12日)発生した東電社員から身体汚染が確認された件について、東京電力から訂正情報を入手いたしましたので、連絡いたします。
(正)汚染が確認された10名の頭部・顔面の最大汚染が19ベクレル毎平方センチメートル
(誤)汚染が確認された10名の頭部・顔面の最大汚染が10ベクレル毎平方センチメートル
===(以下、第2報でお知らせした内容)====
本日(12日)発生した東電社員から身体汚染が確認された件について、東京電力から追加情報を入手いたしましたので、連絡いたします。
○汚染が確認された10名の頭部・顔面の最大汚染が10ベクレル毎平方センチメートルであったことから、拭き取り等を行った後ホールボディカウンターによる検査を行った結果、全員内部取り込みがないことを確認した。
○ミスト発生装置に使用していた水の分析結果は、セシウム134、セシウム137及び全ベータとも検出限界(※)以下であった。
(※)検出限界は、セシウム134、セシウム137のそれぞれについて約3×10のマイナス3乗ベクレル毎立方センチメートル、全ベータについて約1.3×10のマイナス2乗ベクレル毎立方センチメートル。
○身体汚染が確認された原因及びダストモニターで放射能高高警報が発生した原因については調査中。
引き続き情報が入り次第ご連絡いたします。
===(以下、第1報でお知らせした内容)====
本日(12日)、東京電力より、免震重要棟前でバス乗車のため待機していた東電社員10名から身体汚染を確認した旨の連絡がありました。(13時25分頃受信)
本件について東京電力はマスコミ向け一斉メールを発出しています。
○免震重要棟前でバス乗車のため待機していた東電社員10名の身体汚染が、入退域管理棟の退出モニターによる汚染測定で確認された。
○発電所構内では、熱中症対策のため構内でミスト発生装置を使用して散水しており、当該社員はミストにより汚染した可能性が考えられるため、東京電力では、ミスト発生装置に使用した水の分析を実施中。
〇12時33分頃に免震重要棟前に設置しているダストモニターで放射能高高警報が発生しており、その原因についても現在調査中。
○なお、1から3号機の原子炉への注水量、燃料プールの水温等の異常はなし。また、他のダストモニター及びモニタリングポストには有意な変動はない。
本件について現地保安検査官が状況を確認しています。引き続き情報が入り次第ご連絡いたします。